4Sがでるのわかってたのに、先週、香港でSIM LOCK FREE iPhone4を買ってしまいました。
あーあ。
でも、iPhoneは何台あっても腐らないし、Macみたいなものなんで。
で、予定通りiPhone4Sの予約が開始されました。今回は、前評判通りソフトバンクに続いてauからも発売とあって、どっちが電波のつながりがいいとか、使い勝手がいいとか、安いとかいろいろ言われています。
では、最も快適にiPhone4Sを使うにはどうしたらいいのかを考えてみることにします。
まず、方式による”理論上の”性能の違いですが、これは、間違いなくW-CDMA方式の方がいいと思います。
ちなみに、今回のiPhone4Sは、おそらく、クアルコムのデュアルバンドチップを搭載していると思われるので、中身はおそらく一緒じゃないかと思うんですが、日本で発売されるiPhone4Sは、どちらもSIM LOCK版なので、たとえ、端末自体が同じでも、ソフトバンク版は、ソフトバンクのW-CDMA版として、au版は、auのCDMA2000版としてしか動きません。
今回の理論上の通信スペックですが、
通信方式 | 最大下り速度 | 最大上り速度 |
W-CDMA | 14.4Mbps | 5.76Mbps |
CDMA2000 | 3.1Mbps | 1.8Mbps |
iPhone4 W-CDMA |
7.2Mbps | 5.76Mbps |
理論上とはいえ、ここまでのスペックの差だと、さすがに気になります。
間違いなく、実効通信速度は同じソフトバンクだとiPhone4,iPhone4Sで変化はないとは思いますが。
ちなみに、iPhone4+Softbank SIMでの実効速度(東京都港区で計測)
ソフトバンクのiPhone4では、バリ5なのに、全く通信ができない状態が問題でしたが、auも結構混んでますから。
全くエリア外とかじゃなくて、エリア内なのに、混んでて繋がらないのが問題なので。
東京都心を中心に考えれば、エリアの違いもそんなに変わらないと思います。
あと、もう一つCDMA2000には、致命的な仕様上の問題があります。
パケット通信と通話を同時に行えないというものです。W-CDMAでは、当たり前にできますが、これは仕様上の問題なので、LTEの時代になって、みんな同じ仕組みになるまでこの問題は続きます。
ということで、ソフトバンクの回し者みたいですが、どちらか選べと言われれば、ソフトバンク版に軍配が上がることになると思います。特にまだ3GSの分割が残っていたりする人は、ソフトバンクの大盤振る舞いで、残金も実質無料とかにしてくれるとのことですから。
ただ、一番快適に使えるのはどの手段かを考えると、やっぱりドコモじゃないでしょうか?
iOS5のベータ版のバグで、SIM LOCK FREE端末に入れてもなぜかドコモが使えませんでしたが、iOS 5 GM SEED(最終ベータ)では、ここがFIXされていて、SIM LOCK FREE端末であれば、無事、ドコモSIMも使える様になっているようです。
明日にでも、SIM LOCK FREE iPhone4+iOS5GM SEED+docomo SIMで実験してみます。
11月には、米国のApple StoreでSIM LOCK FREE版のiPhone4Sが発送開始されるので、ベストチョイスは、いつもどおり
11月まで待って、
「iPhone 4S SIM LOCK FREE版+ドコモSIMで使う。」
ってことで決定。
円高なんで、国内版の一括価格と変わらない価格で、手に入れられると思います。
米国価格で
iPhone4S 16GB $649
iPhone4S 32GB $749
iPhone4S 64GB $849
ちなみにSIM LOCK FREEのiPhone 4Sは、CDMA2000では使えないそうです。
次回は、iPhone 4S SIM LOCK FREE版の入手方法をご紹介します。
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