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素で買ったMac miniをFusion Drive化してみる

素のMac miniは、格安ですが、i5では、メモリは4GB, ハードドライブは、500GB。i7を選択しても、メモリは4GB、ハードドライブは1TB。

メモリを16GBするだけで
16GB 1,600MHz DDR3 SDRAM – 2x8GB [プラス ¥29,400] (税別)

しかも、一番安いMac miniでは、fusion drive化するオプションもなく、i7を選択して、1TBのハードドライブを1TBのFusion Driveにすると、
1TB Fusion Drive [プラス ¥19,600] (税別)

オプションだけで、5万超え。こりゃないだろう?ってことで、自分でやる方法です。

まず、Mac miniを素で購入します。
i5だと、4GBメモリ、HDD500GBで56,800円
i7だと、4GBメモリ、HDD1TBで、75,800円

ノーマル仕様なら、ヤマダ電機でポイント付きで買えるので、ヤマダで買いましょう。
i7で4,097ポイント,i5で3,067ポイント。

 

次に、増設用のメモリとSSD。
まず、メモリですが、iMacとかでも使えるAmazonですぐ届くこれ。

サムスン純正 PC3-12800(DDR3-1600) SO-DIMM 8GB ノートPC用メモリ DDR3L対応モデル (電圧1.35V & 1.5V 両対応) Samsung 10,379円

これ、2枚買ってつけると、2万円。1万円の節約。

次に、SSDですが、
日本サムスン正規品 Samsung SSD840EVO ベーシックキット250GB MZ-7TE250B/IT  12,800円
ここまでは、事前に購入できるのですが、あとひとつ、SSDをつけるためのケーブルが必要になります。
ただし、これは、Mac miniが届いて起動してみないと買えません。理由は、Mac miniには、ドライブを付けられるベイが2つあるのですが、工場出荷時についてくるHDDが上段についてきたり、下段についてきたり、個体ごとに変化し、上段か下段かによって、購入するケーブルが異なります。しかも、どちらについて出荷されるかは届くまでわからず、届いても、分解するか、起動して、ディスクユーティリティで確認する以外に確認のしようがないのです。

なので、Mac miniが手元に届くまでは、ここで、ステイです。

Mac miniが届いたら、電源を入れて、アプリケーション>ユーティリティ>ディスクユーティリティーを立ち上げて、最下段の表示を確認します。Lowerとあれば、HDDが下段に、Upperとあれば、HDDが上段についています。


Amazonで、SSDを接続するケーブルと分解するための工具がセットになったものが売ってるので、買いましょう。

工場出荷時のHDDが下段(Lower)についていた場合に買う、上段にSSDをつけるためのケーブル
MAC Mini Server 2台目HDD/SSD増設用ケーブル Bottom Hard Drive Flex Cable for MAC Mini Server 1,999円

工場出荷時のHDDが上段(Upper)についていた場合に買う、下段にSSDをつけるためのケーブル
Lowerケーブル Bottom Hard Drive Flex Cable for MAC Mini Server MAC Mini Server 2台目HDD/SSD増設用ケーブル Mac mini 2.3GHz Core i5 (A1347) – Mid 2011 MC815LL/A GS20708Mac mini 2.3GHz Core i7 (A1347) – Late 2012 MD388LL/A GS207082 など対応 1,999円

どちらも価格は一緒で、Amazonで買えるのですが、間違えると使えないのでここは気をつけましょう。

さあ、準備が整いました。

メモリの差し替え
ドライバーすら、工具は必要ありません。
Mac miniを裏返して、黒い蓋を回転させて外せば、すぐメモリが見えますので、メモリを差し替えるだけ。

ここまでは、このサイトの写真を見ながら、すぐです。
Fixit-Mac Mini Late 2012 RAM Replacement

次にSSDの追加です。
SSD、ケーブルと工具を確認します。

メモリの横にあるファンをヘラを使って外します。

次に中蓋を外します。

網の部分にHDDが付いているので、外して、今回購入したSSDとケーブルを重ねて、戻します。

あとは、外した時と逆に戻していけば取り付けは終了です。
ここからリカバリと行きたいところですが、普通にリカバリを続けると、Fuson Driveを修復しますかとか聞かれて、そのまま従って行くと、OSXインストールの途中でカーネルパニックを起こして再起動無限ループに陥りますので、そのまえにコマンドラインで、HDDとSSDを1つのドライブにしておきます。

ディスプレイを接続して、「command+R」を押しながら、起動し、ユーティリティ > ターミナル.appを起動します。

ターミナルの画面で、
「diskutil list」と打って、リターンします。

/dev/disk0
/dev/disk1
/dev/disk2

のそれぞれの下に容量が表示されているので、SSDの容量とHDDの容量に近い容量の数字があるdiskナンバーを控えます。
disk0に500GB,disk2に240GBが表示されていれば、HDDがdisk0,SSDがdisk2です。

この2つ(ここではdisk0とdisk2)をfusion drive化します。

ターミナルで、「diskutil cs create HDDSSD disk0 disk2」と打ってリターンします。HDDSSDの部分はドライブの名前でなんでもいいです。

次に「diskutil cs list」と打ってリターン。

Logical Volume Group xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx
という表示がされるので(xには、それぞれ英数字)この32桁をハイフン付きで控えておきます。

diskutil coreStorage createVolume xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx jhfs+ Fusiondrive 100%
と打って、リターンすると%が表示されて、Fusiondrive(好きな名前でいいです)という名前のFusion Driveが作られます。

あとは、ターミナル.appを終了して『OS X を再インストール』すれば、無事、起動の早い、FusionDriveにOSがインストールされて、爆速生活がスタートです。

(作業はすべて自己責任で。不安な方はApple StoreでBTOで注文しましょう)

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