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スマホユーザが海外に行っている間の通話料金を圧倒的にに安く抑える3つの方法

(2014年追記)

ちょっと情報が古くなったので、2014年対応版を新しく書きましたので、こちらをお読みください。
 スマホユーザが海外に行っている間の通話料金を圧倒的にに安く抑える3つの方法2014

 

 

世界中のほぼどこでも、海外出張や海外旅行に行っても、日本で普段使っているケータイが繋がる時代になりました。便利な時代になったものです。

国内にいる人は、いつもどおりの番号にかけるだけで、海外でローミングしている我々のケータイに繋がります。国内からかけた人の負担は、国内の通話料金のみ。ソフトバンク同士であれば、1時ー21時なら、無料です。

ここまでだったらいいんですが、海外ローミングをすると日本ー着信する国の転送料金は、着信を受ける側にチャージされます。

かけている側は、自分が通話料を払っていると認識していて、着信側は、かかってきたんだから無料だろうと思っているので、日本に帰ってきて、忘れたころに凄い請求が来たり、通話料が5万円を超えましたっていうSMSでびっくりしたりします。

この着信時にかかる通話料、ドコモの例でいえば、1分あたり

僕が最近行った都市で調べてみると

ソウル 70円
台北 145円
香港 145円
マカオ145円

とツーショットダイアル並みですが、残念ながら、誰とも出逢えません。
アメリカ本土だと着信で175円。米国内にかけても125円。日本へかけると140円。

最悪なのは、同行者とのローミング同士でのトランシーバー感覚での通話。
発信した側がその国から日本までの国際電話料金、着信した側は日本からその国までの国際電話料金を支払うことになります。

例えばアメリカだと1分あたり、発信側が140円/分、着信側が175円/分かかるので、通話全体だと325円がかかることになります。

日本の感覚でトランシーバーのように、「今どこぉ」とか滞在期間中やってると、下手すると旅行代金を超える通話料が来たりします。

それを避ける方法は、3つ。
1.電話の電源を切って、通話を一切受けない、かけない。

ま、仕事だとほぼ無理です。

2.SIM LOCKフリーの端末を持っている方は、現地のプリペイドSIMを買って、そこにかけてもらう。

↓この値段なら、日本で買っちゃってもいいんじゃないかと。

Xperia mini proとかなら、Amazonで、17000円とかです。
http://j.mp/KnhdbS

これ、結構伝えるの大変なんですよね。あと、自分が海外にいるので、国際電話してくださいって伝えるのもねえ。

ただ、パケット料金に関しては、この方法が通常一番安いです。たいていの国では、デイリーとかウィークリーとかのパケット定額プランが選べるのプリペイドのSIMを買うことができます。

時には、空港の自販機やコンビニで。ダメでも、キャリアショップで買えます。

パケット定額で使う方法は、国ごとにちょっとだけまとめてあります。アメリカは、パケット定額じゃなくて、◯GBまでっていうプリペイドですが、なんか、ごく最近月額契約がない人はPay AS YOU GOが使えなくなったとかいう報道を見た気が。記事を書いた時点では、それぞれ使えました。が、くれぐれも自己責任で。

イギリス編 http://www.geekstyle.jp/wordpress/?p=172
アメリカ編 http://www.geekstyle.jp/wordpress/?p=699

ここ以外に、香港、マカオ、台湾での経験がありますが、もし、ご要望が多ければ、暇をみつけて記事にまとめます。

3.最後が今回お勧めの050PLUSを使う方法
(iPhoneとかアンドロイド搭載のスマホだけ)

まず、安いパケット通信環境は、自分で準備してください。

まず、安いパケット通信環境を手に入れる方法は下記の3つ。

1)一般的なのは、国際パケット定額制対象のキャリアに固定して通信すること。
これを設定しないと本当に100万円とか請求が来たりするんで絶対です。
各国の定額対象キャリアとかは各サイトで。

NTTドコモ 海外パケ・ホーダイ
http://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/kaigai_pakeho_pr/about/index.html

KDDI 海外ダブル定額
http://www.au.kddi.com/service/kokusai/packet/

ソフトバンクモバイル 海外パケットし放題
http://mb.softbank.jp/mb/international/roaming/area_price/packet/

それぞれの会社が、海外パケット定額を設定するためのサポート用のアプリとか用意していたりするので、それを使うといいでしょう。

極稀に、対象のキャリアがない国とかもあったりするので、渡航前に必ずチェックしましょう。前回、僕がマカオに行った時には、まだ、ドコモのパケット定額対象キャリアが、マカオにはありませんでした。順次増えているので、今は、定額対象キャリアがありますが。

あと、au版のiPhone 4Sを使っている人だけは、注意が必要です。下記の記事によれば、au版のiPhone 4Sは、仕組み上、キャリアを選択する項目がないため、パケット定額対象外のキャリアを掴んでしまうこともあり、定額対象外のキャリアを掴んでしまっても、何の通知もないようです。ソフトバンクだと、キャリア選択画面があるので、対象キャリアに固定することもできるし、対象外キャリアに万が一繋がってしまうと、SMSで、対象外だと知らせてくれるので、手動で切り替えることができます。

通信事業者を選べない?au版iPhone 4Sの国際ローミング、パケット代に注意
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1112/07/news090.html

au iPhoneの海外パケット通信で請求76万円に陥ったワケ

http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/074/74944/

au版のiPhoneの人は、3)を選ぶことをおすすめします。

2012/5/1追記
※iOS 5.1のソフトウェアアップデートにより、au版iPhone 4Sで利用できなかった国際ローミング時における事業者選択機能(海外ダブル定額の設定)が利用できるようになった模様です。auの方は、渡航前に必ずiOSを最新にしましょう。

2)SIM LOCKフリー・もしくは現地の端末を持っている人とか、SIM LOCKフリーもしくは、現地のモバイルルータを持っているのであれば、現地のSIMを使って、パケット定額(とか安いプラン)を使う

かさばりますが、iPad 3Gとか4Gを持っている人は、海外のSIMが使えるのでそれでも良いです。

海外プリペイドSIMで格安パケット定額で使う他の国編
アメリカ編
イギリス編
シンガポール編
タイ編

3)空港とかでWiFiルータを借りていく。
グローバルデータ
http://www.globaldata.jp/
↑とかだと、国によっては最安のときもあります。1日680円からあるみたいなので。

さて、パケット環境が用意できる前提ができたので、やっと本題です。

下記サイトにアクセスして050plusに加入します。
初月無料、月額300円で専用の電話番号を維持できます。

050plus

050 plus

アンドロイドの対応端末は、アプリからも加入できますが、iOSは、アップルの規約上、アプリからは、加入できません。

050plusは、スマホ向けのIP電話で、月額315円の基本料金で、050から始まる電話番号を持つことができるところが特徴です。
対応端末がWiFiでも、3G回線でもインターネット接続環境にあれば、どこでも、IPフォンとして発着信できます。

050plus同士の通話は24時間無料なだけでなく、NiftyとかOCNとかのIPフォンにかけても24時間無料です。

無料通話対象プロバイダ↓
http://www.ocn.ne.jp/voip/phone/service2/

この記事の執筆時点では、初期2ヶ月は、月額基本料の315円が無料です。

IPフォンなので、とにかく通話料が安いです。

050PLUSからかける場合
日本のケータイ    一律16.8円/分
日本の固定電話    一律8.4円/3分
ウィルコム      一律 一回あたり10.5と10.5円/分
無料対象外のIPフォン 一律8.4円/3分
国際電話 アメリカ  一律9円/分
台湾         一律30円/分
韓国         一律30円/分
香港         一律30円/分

050PLUSにかける場合
もちろん、着信側は無料で

日本のケータイから  それぞれのプランの通常の通話料金
日本の固定電話から  一律11.34円/3分
ウィルコム      それぞれのプランの通常の通話料金
無料対象外のIPフォン 発信側事業者の定める、050IP電話着の料金

WiFiだろうと、なんだろうとインターネットに繋がっていれば、日本にいるのと全く同じ料金体系です。扱いとしては、日本のIPフォンですので、日本のケータイにかけるときは、国内にいるとき同様、090、080から普通に発信するだけ。

ちなみに、現地の電話にかけるときは、

国際電話発信番号の010を頭につけて+国番号の後に、電話番号(0から始まる場合は0を取る)をかける必要があります。

これを国内で設定しておいて、同行者とは、電話番号を交換しておきます。明らかに電話をかけてきそうな人、例えば会社の人とかには、この050番号を予め伝えておくと良いのですが、全員に伝えることはできないので、日本を出るタイミングで、普段使っているケータイをこの050plusの番号に全転送の設定をします。ここがポイントです。

通常の番号に、日本にいる人が電話をすると、そのまま、050plusに転送がかかり、転送通話料金は、着信側が負担しなければいけませんが、これは、国内のそれぞれのケータイで入っている通話料金が適用されるので、大した金額ではありません。

転送電話は、そのまま発信者番号を引き継いでくるので、050plusをインストールした端末に電話番号が入っていれば、ちゃんと名前が表示されます。つまり、日本からかけている発信者は、国内料金の負担、着信側も国内料金の負担だけで、誰からかかっているか分かりながら電話を受けられるのです。折り返しする際には、050plusの番号からの発信となってしまうのですが、知らない番号からの着信は出ない人からの不在着信であれば、掛ける前に、メールでお知らせするなりすれば、なんとかなるでしょう。

日本に帰ったら、転送をオフにすれば、終了。

SKYPEも同様のことができますが、電話番号の維持費用が高いのと、原則、プリペイドなので、海外にいるときだけという使い方が難しいです。Viberは、Viber同士でしか話ができないので、そもそも機能が違います。

予想外に、便利です。別に、NTTコミュニケーションズの回し者ではないのですが、050pusは非常に便利です。

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