GEEK STYLE

Google TV発表の今こそAppleTVをメディアサーバーとして使うの巻

GoogleTVが発表されました。その少し前にiOSベースの新型AppleTVが発表。基本的にNETFLIXとか、YOUTUBEとかのON DEMAND系の動画サービスから、ダウンロードしてきて視聴するってやつですが、日本の動画業界だとなかなかON DEMANDでの配信がOKでないんで、欧米みたいにはうまくいかないのです。

ってことで、新型AppleTVの初回発売国からは漏れてしまいました。日本ではAppleTVもかなりコケているので。でも、実はこんなタイミングを待ち望んでおりました。早速、HD内蔵AppleTVの最終モデル、160GBが、AppleStoreから早速、リスト落ちしました。価格はなんと1万円ちょっと。注文はなんとかできたものの、発送が遅かったので、有楽町ビックカメラにちょっと顔をだしたら、ワゴンに乗っかった悲しい感じのコーナーで投げ売りだったので即購入できました。

我が家のプラズマは、HDMIのない、D端子オンリーなので、

SANWA SUPPLY KM-V17-10 D端子コンポーネントビデオケーブル

をアマゾンで購入。

これで、接続準備ができました。純正状態のAppleTVでは、原則としてitunesで再生できるものを再生し、1台のPCのitunesとしか同期できない、あとは、Youtubeくらいしか見られないと、これなら、iPodをクレードルでTVに接続して、リモコンで操作したほうがましという程度の機能しかありません。まあ、1万円ならいいですが。

ムービーを iTunes で再生できても、Apple TV と同期またはストリーミングできない場合は、そのムービーを選択して、「詳細」>「選択項目を Apple TV 用に変換」を選択しかえればならず、WMV、AVI、DivX、RealMediaは変換すらできません。もちろん、isoやmkvも再生できません。

これを少し弄って、XBMCというソフトを入れれば、isoはもちろん、mkvの字幕入とかWMV、Divxも含め、ほとんどのファイルを再生するようになります。network上にまうんとされた外部ハードディスクも認識できますので、airmacにUSBでつないでSMBで接続したらAppleTVから再生ができるようになります。同じLAN上のPCであれば、共有フォルダに入っていれば、TVで再生ができますので、かなり便利です。

やり方はかなり楽です。

用意するのは、起動可能なUSBメモリ。普通の4GBとか8GBとかのでよいです。

あとmacかWindowsのPC。

1.ATV USB Creatorからダウンロード(windowsの人はATV-win)

2.Mac(もしくはWINDOWS)にUSBを刺して、1.でDLしたソフトを起動。

3.ATVpatchstickを選択して、Create Pactchstickを押す。

4.PCからUSBを抜いて、AppleTVのUSBポートに差し込み、AppleTVの電源を入れる。

5.USBからAppleTVが立ち上がって、Linuxのコンソールとかの画面が表示されて一通りパッチあてが終了したら、USBを抜いて、再起動。

6.AppleTVが立ち上がると、Launcherというメニューが追加されているので、Downloadを選ぶとXBMCがダウンロードされます。終わったら、もう一度再起動。

7.メニューのLauncher>XBMCを選択すれば、XBMCが起動します。

これで、XBMCが起動するまではできました。

さて、日本語化ですが、

@naic2008のはてなブログを参考にやってください。

AppleTVに入っているarial.ttfというフォントを日本語フォントに差し替えて日本語表示をするようにさせるってことみたいです。

SSHで入れるので、

サーバー:AppleTV.local
ユーザー名:frontrow
パスワード:frontrow

サーバー:AppleTV.local

ユーザー名:frontrow

パスワード:frontrow

で入り、

/Applications/XBMC.app/Contents/Resources/XBMC/media/Fonts

のフォルダのパーミッションを変更

sudo chmod 775 Fonts

フォルダ内のarialのパーミッションを変更

sudo chmod 775 arial.ttf

その後、SFTPで入り、arial.ttfのファイル名をバックアップ用に変更して、パソコンのフォルダから日本語のttfファイルをarial.ttfのファイル名でAppleTVにコピーする。

以下、XBMCの設定から

1)Language を Japanese、Shift_JIS に。

2)Look and Feel から Skinフォントを Arial TTF に。

これで、AppleTVは使い勝手の良いメディアサーバーになりました。

めでたしめでたし。iPhoneにXMBC用のリモコンアプリをいれると、DVDのisoとかを操作するときに便利です。(もちろん、友達の結婚式でもらったりするコピープロテクトのないDVDをiso化して、HDにコピーするって使い方ですよ)

160GBあるAppleTVのハードディスクにSFTPでLAN上からコピーするのもよし、PCのファルダを共有したり、NASにコピーしておいて、ネットワーク越しに再生するのもよし。

ちなみに、AppleTVは、電源がないので、あんまり使わないときは、リモコンの再生ボタンを長押しするか、電源を抜いておいたほうがよいです。

モバイルバージョンを終了